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蕎麦職人の独り言  其の1

人生二毛作 一から出直し

 1995年、27年間勤めた外資系の会社を定年前に退職し、実家(長野・上田)近くのそばや「車屋」の門を叩き「そば修業」を始めたのは、56歳の時でした。生まれが信州信濃、常に「そば」が身近にありましたので、そば好きと言うよりそばと共の人生といえます。
 サラリーマン時代には、出張・転勤で全国を回りましたが、私に合った(信州の味) の「そば」は数少ないものでした。
 ある夏の日、母がそばを食べたい言うので近くのそば屋に行きました。それが何と 長年探し求めていた「私好み」のそばに出会ったのでした。「灯台もと暗し」そのままでした。それから実家に行く度に車屋にも行くようになり、店主とも親しくなりました。「このそばが食べたい時に食べられたらいいなあ!」と思い続けながら数年が経ちました。

そして迎えた1995年、好きなそばを好きなときに食べるには、自分で「そばを打つ」しかないと意を決してその年に退社し、 早速、車屋の店主に「そば打ちを教えてください!」と手紙を書きました。快く承諾を得、雪解けを待って桜の咲く4月より「丁稚奉公」です。幸いなことに実家が近くでしたので通い奉公でした。当時82歳の母が一人暮らしをしておりましたので、しばらく共に過ごすことが出来何よりの親孝行も出来ました

 ただ、旨いそばを食べたい!と言う単純なものだけではなかったのです。昔と違って、今の世代は還暦をすぎてもまだまだ若さに溢れ元気一杯です。やはりその後のことを考えます。私の場合、すべて「営業」部門の勤務でした。従いまして物の売り買いなどは お手の物でしたが、物を作ることや考えることなど、いわゆる手に職がありませんでした。
 すべて、一から出直しでした。そして修業が始まりました。 (つづく)

人生二毛作 其の1 一から出直し    
人生二毛作 其の2 修行そして開店(1)
人生二毛作 其の3 修行そして開店(2)
人生二毛作 其の4 開店準備(1)
人生二毛作 其の5 開店準備(2)
人生二毛作 其の6 開店準備(3)
人生二毛作 其の7 いよいよ開店(1)
人生二毛作 其の8 いよいよ開店(2)