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其の3
人生二毛作 修行そして開店(2)
修行の終結
「そば打ち」そして「そば茹」の修行に続きいよいよ「そば汁」造りです。老舗の蕎麦屋はこの「そば汁」は秘伝であり、ここ「車屋・本店」でも修行の最後がそば汁造りです。「そば粉」「そば打ち」「ゆで」が味を決めるポイントですが、それを生かすには「そば汁」がすべてです。
「車屋・本店」のそば汁は関東の「辛汁」に比べると若干甘く、そば汁にそばをたっぷりつけて食べれます。この味が私の好みで、この味に魅せられたかもしれません。
修行が終わりに近づいたある日、車屋の大将が「そば汁の造り方を教える」と言ってくれました。「かつおぶし」でだしを取り、醤油、砂糖、を加え加熱します。この作業は数日で何とか覚えました。
店舗のことは夏の始まる頃一週間ほど休暇をもらい場所を探しました。以前より知り合いの不動産屋さんに御願いしてありましたのでいくつかの物件の中でいまの場所を決めました。そして、店舗の設計も知り合いの設計士さんにお願いしました。修行と併行して
店舗建築は進めました。資金は以前務めていた会社の退職金と銀行より借用しました。
四月より始めたそば修行もゴールドウイーク時の忙しさ、夏の休む間もない大盛況の毎日、秋そばの時期、そして、年越しそばの「持ち帰り」は朝五時から夕方の五時まで十二時間立ち通しでのそば打ちなど経験し、1月の末修行は終わりました。短期間ですべてを教えて頂き感謝でした。いよいよ開店です。(つづく)
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